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Lenovo IdeaPad Slim 5xレビュー 11万円で最高のコスパ

Wiredが9/10の高評価。850ドル(約11万円)でMacBook Air対抗のバランス性能。15.3型ディスプレイと堅牢ボディが光る。

7分で読める SINGULISM 編集チームが確認・編集

Lenovo IdeaPad Slim 5xレビュー 11万円で最高のコスパ
Photo by Gavin Phillips on Unsplash

Wiredの最新レビューで、Lenovo IdeaPad Slim 5xが9/10の高得点を獲得した。同メディアは「850ドル(約11万円)で買える最高のラップトップ」と絶賛しており、価格帯の常識を覆す完成度を実現しているという。

価格破壊のバランス

近年、ノートPCの価格は上昇傾向にある。部品調達難やインフレの影響をまともに受け、ミッドレンジ帯でも10万円超えが当たり前になってきた。そうした状況で登場したIdeaPad Slim 5xは、まさに意表を突く存在だ。

Wiredのレビュアーは「もしこのラップトップが400ドル高くても、まだお得だと思う」と述べている。850ドルという価格は、同じ512GBストレージ・16GB RAM構成のMacBook Airよりも400ドルも安い。それでいて品質に大きな妥協がないという点で、「MacBook Airキラー」と呼ぶにふさわしいとの評価だ。

ディスプレイと筐体

画面サイズは15.3型。これはWindowsノートに多い14型と16型のちょうど中間に位置する。15型MacBook Airと同じ画面サイズでありながら、本体の厚みはわずか0.16インチ(約4mm)ほど厚いだけ。バックパックに入れて持ち運べるサイズ感を維持している。

筐体はシルバーのアルミ風仕上げで、天板にはウェブカメラを収めるための「リバースノッチ」を備える。これはLenovo伝統のデザインだ。特徴的なのは、15.3型のボディにもかかわらずテンキーを搭載していない点。キーボードの左右が広く使われ、タッチパッドは中央に設定されている。手首の置き場所にも余裕があり、タイピングの快適性を損なっていない。

タッチパッドとスピーカー

安価なWindowsノートの最大の弱点はタッチパッドの品質だ。しかし、IdeaPad Slim 5xのタッチパッドは、この価格帯としては驚くほど高精度。Wiredのテストでは、HP OmniBook 3やOmniBook 5、Asus Vivobook 14よりも明らかにレスポンスが良く、Dell 14 Plus(価格が上がる前のモデル)と同等の性能だとされている。

唯一の不満はクリック音の大きさだ。静かなオフィスで使うと同僚に気付かれるかもしれない。ただし、静かなクリックよりもレスポンスの良い表面を選ぶとレビュアーは述べており、トレードオフとして許容できる範囲だろう。

スピーカーの質も値段以上だ。MacBook Airのスピーカーには及ばないが、同価格帯のWindowsノートの平均を大きく上回る。音楽や動画会議での音声はクリアで、音量も十分。外部スピーカーを必要としないレベルに仕上がっている。

ポート類と実用性

このクラスのノートではポート数が減らされがちだが、IdeaPad Slim 5xは実用的な選択をしている。USB-CやUSB-A、HDMIなどの主要ポートを備え、ドングルを持ち歩かなくても日常的な接続が可能だ。バッテリー駆動時間も長時間で、一日中外で作業しても充電を気にしなくて済むという。

気になる点

電源ボタンが側面に設定されているため、カバンから取り出すときや持ち運びの際に誤って押してしまうことがある。この設定はやや扱いにくい。タッチパッドのクリック音の大きさとあわせ、細かいストレスポイントではあるものの、総合的な評価を大きく損なうものではない。

競合との比較

MacBook Air(15型)は価格が1,299ドルと大きく上回る。IdeaPad Slim 5xはその約65%の価格で、同容量のRAMとストレージを提供する。Dell 14 Plusも直近で値上がりしており、価格面ではIdeaPadの優位が鮮明だ。

HP OmniBookシリーズはタッチパッドの品質で劣り、Asus Vivobookシリーズもレスポンスで及ばない。IdeaPad Slim 5xは、Windowsノートの中でも特に「タッチパッドのストレスがない」点が評価を高めている理由のひとつだ。

編集部の見解

短期的影響: 11万円前後のWindowsノート市場では、IdeaPad Slim 5xの登場で競合各社の価格戦略が再考を迫られるだろう。特にHPやDellの同価格帯モデルは、タッチパッドやスピーカーの品質で劣る部分を価格以外でどう差別化するかが問われる。今後3〜6カ月で、競合製品の値下げやスペック強化が相次ぐ可能性がある。

長期的視点: 1〜3年のスパンで見ると、「850ドルで欠点の少ないラップトップ」が実現したことは、価格帯と品質のバランスに関するユーザーの期待値を引き上げる。メーカーは、素材やタッチパッド、スピーカーなどの「地味な部品」にもコストをかける必要性に迫られる。結果として、エントリー〜ミドルレンジの品質底上げが進むと見る。一方で、MacBook Airとの競争は価格差が400ドルもあるため、Appleがこの価格帯にどう対応するかが注目される。ただし、エコシステムやOSの違いがあるため単純な比較はできず、Macユーザーが大量に移行するとは考えにくい。

編集部からの問い: Windowsノートのタッチパッド品質は長年の課題だが、IdeaPad Slim 5xはそれを「価格を上げずに」解決した。他のメーカーはなぜ同じレベルの部品を採用しないのか。コスト構造の問題か、それとも差別化戦略としてあえて劣った部品を使っているのか。また、11万円台でMacBook Airに勝るとされるWindowsノートが登場したことで、企業のPC調達基準にも変化が生じるだろうか。読者の皆さんも、自身の職場でPC選定の基準が変わると感じるか、ぜひ意見を聞かせてほしい。

参考

よくある質問

Lenovo IdeaPad Slim 5xの価格は日本ではいくらですか?
米国では850ドルで販売されています。日本円で約11万円前後と想定されますが、日本の正規販売価格は為替や税制によって変動します。公式サイトや家電量販店で確認してください。
このラップトップはゲームに使えますか?
内蔵グラフィックスを搭載した一般的なミッドレンジノートPCであり、軽いゲームやブラウザゲームには使えますが、本格的な3DゲームやVRには適していません。ゲーミング目的なら専用GPU搭載モデルを検討してください。
MacBook Airと比べてどちらがおすすめですか?
macOSが必要な方やAppleエコシステムを活用している方にはMacBook Airが適しています。Windows環境でコストパフォーマンスを重視するならIdeaPad Slim 5xが優れた選択肢です。価格差は約400ドルあり、スペック面ではほぼ同等です。
出典: Wired

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