ASUS ROG NUC 16 Edition 20、RTX 5090搭載のミニPC発表
ROGブランド20周年を記念するASUSのミニPC「ROG NUC 16 Edition 20」が発表。RTX 5090モバイルGPUとCore Ultra 9 290HXを282×190×57mmの筐体に凝縮した。
ROG 20周年記念モデル
ASUSがROGブランドの設立20周年を記念し、ミニゲーミングPC「ROG NUC 16 Edition 20」を発表した。先月発表された通常モデル「ROG NUC 16」の上位版として登場し、GPUが最大NVIDIA GeForce RTX 5090モバイル版(GDDR7 24GB)に換装されている点が最大の変更点だ。
ハイエンドGPUと放熱設計
搭載されるGPUはRTX 5090モバイルGPUで、デスクトップ版ほどの性能は得られないものの、モバイルチップとしては最上位の性能を持つ。GPU単体で最大175Wの電力を消費し、CPUには最大125WのIntel Core Ultra 9 290HXが組み合わされる。
この消費電力を支えるため、ASUSは筐体内にベーパーチャンバーと3基のファンを搭載し、最大300Wの放熱能力を確保している。約282×190×57mmというコンパクトな筐体の中でこれだけの放熱量を実現しているのは注目に値する。
スペック詳細
Edition 20の基本スペックは通常モデルとほぼ共通だが、カラーリングが黒・赤・ゴールドのトリコロールに変更されている(通常モデルは黒・金・白)。筐体は半透明の素材が採用されており、内蔵コンポーネントがうっかりと見えるデザインだ。
メモリとストレージ
メモリはDDR5-5600 SODIMM規格で最大64GB、CSO-DIMMを使用すればDDR-6400に対応する。自前で用意すれば最大128GBまで増設が可能だ。ストレージはM.2 2280スロットが2基用意されており、1基はPCIe 5.0、もう1基はPCIe 4.0に対応する。
豊富なポート類
背面パネルには以下のポートが用意されている。
- Thunderbolt 4 × 1
- USB 3.2 Gen 2 Type-C × 1
- USB 3.2 Gen 2 Type-A × 6
- HDMI 2.1 × 2
- DisplayPort 2.1 × 2
- 3.5mmオーディオ × 1
- 2.5GbE LAN(RTL8125D)× 1
- DC電源入力 × 1
Thunderbolt 4に加え、HDMI 2.1とDisplayPort 2.1をそれぞれ2系統持つため、最大4台のモニターを同時に駆動できる。USB Type-Aポートが6基と豊富なのも、周辺機器を多く接続するゲーマーにはありがたい。
通信と電源
ワイヤレス通信にはIntel Killer WiFi 7 BE1750を搭載し、Bluetooth 5.4にも対応する。Killerブランドのネットワークチップを使うことで、ゲーム中のレイテンシ最適化が期待できる。
電源ユニットは380Wで、筐体とは別体のDC電源アダプターとなる。付属の着脱式ベースを使用すれば、縦置きにも対応する。OSはWindows 11 Home Editionがプリインストールされている。
通常モデルとの比較
ROG NUC 16の通常版はRTX 5080モバイルGPUまで対応し、米国市場では約3800ドル(約57万円)で販売される見込みだ。Edition 20の価格は未発表だが、搭載GPUが一段上のRTX 5090であることを踏まえれば、4000ドル(約60万円)を超えるのは確実視されている。
コンソールサイズの筐体にデスクトップ級のグラフィックスパワーを詰め込むという方向性は、近年のミニPC市場における明確なトレンドとなっている。Steam Deckに代表される携帯型ゲーミングPCの台頭と並行し、拠え置き型でも「場所を取らないハイエンドゲーミング」というニーズは着実に拡大している。
今後の展開
ASUSは今回のEdition 20をROG 20周年の目玉製品として位置づけており、半透明筐体というデザインも記念モデルならではの特別感を演出している。価格や販売開始時期の詳細は今後発表される予定だ。
よくある質問
よくある質問
- ROG NUC 16 Edition 20のサイズはどのくらいですか
- 縦282.4mm×横189.5mm×高さ56.5mmで、デスクトップPCとして非常にコンパクトです。拠え置き型ゲーム機とほぼ同じサイズ感で、デスクの上やリビングに設置しやすい設計となっています。
- RTX 5090モバイル版とデスクトップ版の性能差はどのくらいですか
- 記事の範囲では具体的な性能差の数値は公表されていませんが、モバイル版は消費電力の制約からデスクトップ版には及ばないとされています。それでも、ノートPC向けチップとしては最上位の性能クラスであり、4Kゲーミングにも対応できるスペックです。
- 価格はいくらですか
- 2026年6月時点では公式価格は未発表です。RTX 5080搭載の通常モデルが約3800ドルとされていることから、RTX 5090搭載のEdition 20は4000ドルを超えると見られています。
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