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GNOME 51でシステムモニターが「Resources」アプリへ置き換えへ

GNOMEデスクトップ環境で長年使われてきた「GNOME System Monitor」が、より高機能な「Resources」アプリに置き換えられる予定だ。 GNOME 51での導入が有力視されている。

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GNOME 51でシステムモニターが「Resources」アプリへ置き換えへ
Photo by David Schultz on Unsplash

GNOMEシステムツールの世代交代へ

長年にわたりGNOMEデスクトップ環境のシステム監視を担ってきた「GNOME System Monitor」が、より現代的な「Resources」アプリに置き換えられる方向で進んでいる。変更は早くとも次期メジャーバージョン「GNOME 51」で実現する見通しで、現在のところ、2026年9月リリースの同バージョンに組み込まれる可能性が高いと伝えられる。

「Resources」が選ばれる理由

現在の「GNOME System Monitor」が機能面で停滞気味なのに対し、「Resources」は積極的に機能拡張が行われている点が大きな違いだ。具体的には、NPU(ニューラル処理ユニット)の監視やGPUの電力消費状況の監視など、最新のハードウェアトレンドに対応した機能を備えている。また、対応デバイスの範囲も広く、ユーザーインターフェースの評判も良好だ。

実際に、Ubuntu Linuxなどの主要なディストリビューションでは、すでにデフォルトのシステムモニターを「Resources」に切り替えている例もあり、実績を積み始めている。

GNOME 51への統合に向けた動き

この置き換え計画は、GNOMEの公式インキュベーションプログラムを通じて進められている。関連する作業項目は3ヶ月前に開始され、最近になって活動が活発化している。プロジェクトのGitHubリポジトリは先週アーカイブされ、正式にGNOME.orgのGitLabに移管された。これは、プロジェクトがコアGNOMEへの統合という正式な道筋に入ったことを意味する。

さらに、先日にはGNOME Shellから「org.gnome.SystemMonitor」を「org.gnome.Resources」に置き換えるためのマージリクエストも提出されており、具体的な技術的移行作業も着々と進んでいる。

今後のスケジュール

現在の開発ペースが維持されれば、GNOME 51(2026年9月予定)での統合が間に合う可能性がある。もし間に合わなければ、次のメジャーバージョンとなるGNOME 52(2027年春予定)が次の目標となる見込みだ。いずれにせよ、Linuxデスクトップユーザーのシステム管理体験は、近い将来大きく進化することになる。

よくある質問

なぜ「GNOME System Monitor」から「Resources」に置き換える必要があるのですか?
従来の「GNOME System Monitor」は機能開発が停滞しており、NPUや最新GPUの電力監視など、現代のハードウェアを十分に監視できないという課題がありました。「Resources」はこれらの新機能をサポートし、より広いデバイスに対応するため、置き換えが検討されています。
GNOME 51はいつリリースされますか?
GNOME 51は2026年9月にリリースされる予定です。このタイミングで「Resources」がデフォルトのシステム監視ツールとして統合される可能性があります。
Ubuntu以外のディストリビューションでも置き換えは進みますか?
GNOMEプロジェクト自体がコアアプリケーションとして「Resources」を採用する方向で動いています。そのため、GNOMEをデスクトップ環境として採用している他のディストリビューション(Fedora、Debianなど)でも、将来的には標準のツールが置き換わる可能性があります。ただし、各ディストリビューションの判断とスケジュールに依存します。
出典: Phoronix

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