ガジェット

E Inkデバイスの使い方を変えるBluetoothページターナー「Tappy」

Boox製E Inkデバイス対応のワイヤレスページターナー「Tappy」が、電子書籍リーダーの利用シーンを大きく広げる可能性を示している。

5分で読める SINGULISM 編集チームが確認・編集

E Inkデバイスの使い方を変えるBluetoothページターナー「Tappy」
Photo by Mason on Unsplash

電子書籍リーダーの愛好家にとって、デバイスの使い心地を根本から変えるアクセサリーに出会うことは珍しい。スティラスやキーボードに対応していれば恵まれた部類に入るが、それ以上の選択肢は長らく限られてきた。そんな状況に一石を投じるのが、Bluetooth接続のワイヤレスページターナー「Tappy」だ。

Tappyとは何か

Tappyは、E Inkデバイス用に設計された小型のワイヤレスリモートコントローラーである。外見は極めてシンプルで、2つのボタンを備えたコンパクトなデバイスだ。

BluetoothでE Inkデバイスと接続し、基本的にはページ送りをリモートで行うことを主目的としている。 対応デバイスはBoox製の電子書籍リーダーで、価格は約26ドル(約4,000円前後)と、手軽に試せる価格帯に設定されている。バッテリー持続時間は数週間に及ぶとされており、頻繁な充電を気にする必要がない点も見逃せない特徴だ。

ただのページ送り装置ではない

Tappyの2つのボタンは、単純なページ送り・ページ戻しにとどまらない。モードを切り替えることで、ボタンの機能を変更できる仕組みを採用している。

読み物の種類やオーディオ再生の状況に応じて、異なる操作を割り当てることが可能だ。 Android Policeの記者トム・ベッドフォード氏は、電子書籍リーダーの取材を長年続けてきた中で、ユーザーがデバイスを「本を読む以外の用途」で活用している事例を数多く見てきたと述べている。Tappyは、そうした創造的な利用方法をさらに広げる可能性を秘めたアクセサリーだと指摘する。

想定される活用シーン

Tappyの真価が問われるのは、両手が塞がる場面だ。例えば、キッチンで料理をしながらレシピを確認する場合や、ジムでトレーニング中にページを送りたい場面が挙げられる。

電子書籍リーダーをスタンドで固定し、Tappyを片手に持って操作すれば、デバイスに触れる必要がなくなる。 さらに、電子書籍リーダーをオーディオブックの再生デバイスとして利用しているユーザーにとっても、Tappyは有用なツールとなり得る。再生・一時停止やスキップといった操作を、画面上のタップなしで行える可能性がある。

なぜ「見過ごされている」のか

ベッドフォード氏は、多くのE InkデバイスユーザーがTappyの潜在能力に気づいていないと感じているようだ。

記事の中で「人々はTappyの可能性を見過ごしている(sleeping on)」と述べており、ページ送り以上の用途に着目すべきだと強調している。 これは、電子書籍リーダーというデバイスカテゴリ自体が「本を読むための道具」という認識に固定されがちなことと無関係ではないだろう。スマートフォンやタブレットが多用途に使われるのに対し、E Inkデバイスは依然として「読書専用機」という枠に留まっている。Tappyのようなアクセサリーが登場することで、その利用範囲が静かに広がっていく可能性がある。

E Inkデバイスのアクセサリー市場の現状

電子書籍リーダーのアクセサリー市場は、スマートフォンやタブレットと比較すると格段に小さく、選択肢も限られている。

多くのメーカーは保護カバー程度しか公式アクセサリーを用意しておらず、サードパーティ製の周辺機器も充実しているとは言い難い。 こうした環境の中で、TappyはE Inkデバイスの利用体験を拡張する数少ないアクセサリーとして注目を集める可能性がある。特にBoox製デバイスは、AndroidベースのOSを採用しているため、他のE Inkデバイスに比べてカスタマイズ性が高く、Tappyのような周辺機器との親和性も高いとみられる。

まとめ Tappyは、電子書籍リーダーの使い方を根本から変える革新しいな製品ではないかもしれない。しかし、両手が自由になるというシンプルな利便性が、E

Inkデバイスの利用シーンを静かに、しかし確実に広げていく可能性を秘めている。

26ドルという手頃な価格で試せるという点も、電子書籍リーダー愛好家にとって魅力的なポイントだ。 本を読む以外の場面でE Inkデバイスを活用したいと考えているユーザーにとって、Tappyは検討に値するアクセサリーと言えるだろう。

よくある質問

TappyはどのE Inkデバイスに対応していますか?
提供された情報によると、TappyはBoox製の電子書籍リーダーとの接続を前提としています。Bluetooth対応のE Inkデバイスであれば動作する可能性がありますが、公式に対応が明言されているのはBoox製品です。
Tappyのバッテリーはどのくらい持ちますか?
Tappyは数週間のバッテリー持続時間を備えているとされています。頻繁に充電する必要がなく、日常的にストレスフリーで利用できる点が特徴です。
Tappyはどのような場面で特に便利ですか?
両手が使えない場面で真価を発揮します。キッチンでの料理中、トレーニング中、あるいは電子書籍リーダーをスタンドで固定してオーディオブックを聴く場合など、デバイスに直接触れない状況での活用が想定されます。
出典: Android Police

コメント

← トップへ戻る