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Ankerの新ワイヤレスイヤホン、Thus AIチップ搭載でノイズキャンセリング性能向上

Ankerが新ワイヤレスイヤホン「Liberty 5 Pro」を発表。自社開発のThus AIチップを初めて搭載し、ノイズキャンセリング性能と通話品質を大幅に向上させた。

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Ankerの新ワイヤレスイヤホン、Thus AIチップ搭載でノイズキャンセリング性能向上
Photo by Daniel Romero on Unsplash

Ankerが、ワイヤレスイヤホンの新型「Soundcore Liberty 5 Pro」および「Liberty 5 Pro Max」を発表した。最大の特徴は、同社が先月発表した自社開発のThus AIオーディオチップを初めて搭載したことにある。このチップは、ノイズキャンセリング(ANC)能力の強化と、騒がしい環境下でもはっきりとユーザーの声を相手に届ける通話品質の向上に活用されている。

Thus AIチップがもたらす進化 Thus AIチップの搭載により、Liberty 5 Proシリーズは前世代モデルから大きな性能向上を実現した。

Ankerによれば、ANC性能は前モデル「Liberty 4 Pro」に比べて大幅に改善されている。また、通話時のクリアな音声実現のため、周囲の環境音をより効果的に除去できるようになったという。加えて、20種類の組み込みボイスコマンドへの応答速度も高速化されており、音量調整や再生コントロール、ANCモードの切り替えを音声操作で行うことができる。 ただし、高性能なAIチップの搭載はバッテリー駆動時間にも影響を与えている。ANC有効時の連続再生時間は最大6.5時間で、充電ケースと組み合わせた場合は最大28時間となる。これは、AI処理に伴う電力消費を反映した仕様だと言える。

2つのモデル、2つの価値提案 今回発表されたのは、標準モデルの「Liberty 5 Pro」と、上位モデルの「Liberty 5 Pro Max

の2機種だ。 Liberty 5 Proは、前作でも採用されていた充電ケースのLCDタッチスクリーン機能を継承しつつ、その画面を外側に設定して操作性を向上させている。画面サイズは0.96インチに拡大され、ANCレベルの調整や透明モードのオン/オフがこの画面から直接行える。カラーはブルー、ホワイト、ブラック、ピンクの4色が用意されており、価格は169.99ドルからとなっている。 一方、Liberty 5 Pro Maxは、充電ケース上面に1.78インチの大型AMOLEDディスプレイを搭載する点が最大の差別化ポイントだ。この画面では設定変更や再生中のコンテンツのコントロールが可能だ。さらに特筆すべきは、充電ケース単体で会議や会話を録音できる機能だ。この録音データは専用サービスにアップロードされ、AIによる議事録作成などの処理が行われるという、ビジネスシーンを強く意識した機能となっている。Liberty 5 Pro

Maxの価格は229.99ドルで、カラーバリエーションはブラックとチタニウムゴールドの2展開だ。 両モデル共通の仕様として、IP55等級の防塵・防塵性能、AppleのFind Myネットワーク対応が挙げられる。

市場に与える影響と今後の展望

Ankerが自社開発のAIチップをイヤホンに導入した背景には、急成長するワイヤレスオーディオ市場での競争優位性を確立するという狙いがある。従来、高級なノイズキャンセリング機能はAppleやSony、Boseなどの大手メーカーの上位モデルに搭載されるのが一般的だった。Ankerは、Thusチップによって中価格帯の製品でも同等以上の性能を提供し、市場シェアの拡大を図る戦略を取っていると言える。 特に、Liberty 5 Pro Maxに搭載されたAIによる議事録作成機能は、単なる音楽再生機器にとどまらない、生産性ツールとしてのイヤホンの可能性を示唆している。リモートワークやハイブリッドワークが定着する中で、オーディオデバイスの役割は「聞く」ことから「記録し、整理する」ことへと広がりつつある。Ankerのこの動きは、そうした市場ニーズを先取りしたものと評価できる。 今後、他のオーディオメーカーもAIチップの導入や、生産性向上機能の搭載を加速させる可能性がある。ワイヤレスイヤホンは、単なる音楽再生デバイスから、AI-poweredなパーソナルオーディオアシスタントへと進化しようとしているのだ。

よくある質問(FAQ) **Q: Liberty 5

ProとLiberty 5 Pro Maxの主な違いは何ですか?** A: 最大の違いは充電ケースの機能です。Liberty 5 Proは0.96インチのLCDタッチスクリーンを搭載し、Liberty 5 Pro Maxは1.78インチの大型AMOLEDディスプレイと、会議録音機能を備えています。価格もLiberty 5 Proが169.99ドル、Liberty 5 Pro Maxが229.99ドルと異なります。 Q: Thus AIチップによって具体的に何が改善されたのですか? A: 主に3つの改善が報告されています。前モデルLiberty 4 Proと比較してノイズキャンセリング性能が向上し、通話時の相手への音声がクリアになるとともに、組み込みボイスコマンドへの応答速度が速くなりました。ただし、AIチップ搭載により、ANC有効時のバッテリー駆動時間は最大6.5時間と、前世代から変化があります。

出典: The Verge

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